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赤D

赤D

第1話「Day Break」

ジョニーメイ

ある街角で話すメイとジョニーと店の主人

店の主人「えっとどうや、こないなもんで」

ジョニー「オヤジィ、冗談ぽいよ?それはあんまりといえばあんまりじゃないか?」

その横でほっぺたを膨らませながらしゃべるメイ

メイ「ひっど~い!こんな高くちゃ買えるものもかえないよ!」

店の主人「た、たかい言われましてももう三割り引きでっせ?こっちも商売やさかい」

じ~っと主人をみつずけるメイ

店の主人「あ~もうおじょうはんにはかないませんな、えっと・・・どうや、こないなもんで」

ジョニー「ほいほい、妥当なせんだ」

メイ「あ、あれは!!もしかして!!」

メイが走って店の奥に行く

ジョニー「おお~いメイ、どうしたんだ?」

メイ「こ、こ、これは!!ジョニー!!」

ジョニーの元へ走っていくメイ

ジョニー「どうしたどうした?そんなにあわてて」

メイ「見てみてジョニー、これもおまけしてもらってぇ!」

メイの手にはウエディングドレスが持たれていた

店の主人「おじょうはんお目が高い、それはフランス製のウエディングドレスやおじょうはんに  はピッタリ、まるであつらえたみたいや」

メイ「ほんと!?ねえジョニーほんと!?」

店の主人「そのドレスをつけるとなると・・こんなもんになりまんな」

ジョニー「ドレスはいりませ~ん、さっきの値段でオ~ケ~よ」

メイ「僕これほし~の着たい着たい絶対着たいぃ!!」

ジョニー「ノンノンノン、いくらレディーの頼みでも聞けないよ」

メイ「だってこれ本物のウエディングドレスなんだよほらこれ本物・・・」

ジョニー「本物だからよ、こんなこばやで買うとマジ冗談になっちまうだろ?」

店の主人「こ、こんなこばや?」

ジョニー「ドンマイドンマイきになさんないつか本当に買ってやるからして」

メイ「・・・うん」

店の主人「そ、そうやこれ上げますさかいおじょうはんの機嫌直してやってください、旧世界の    博物館のチケットや」

メイ「やった!やったやったやった!」

ジョニー「なんでぇなんでぇ見世物小屋かよ!興味なしの心」

店の主人「まあそういわんとええもん転がってるかも知れまへんでぇ、しかもその博物館ホンマもんの遺跡らしいわ」

そのころある警察機構のある一角

カイ
カイ「正真正銘旧世界の遺跡?」

部下「はっ!しかも見世物小屋として公開しているようなのです」

カイ「ようなのです、ということはまだ確証はないんですか?」

部下「はぁ、現在調査団を派遣すべく編成中であります」

カイ「本物だとしたらまたとんでもないもので商売している人ガいますね・・・」

部下「どのようになされますか?」

カイ「どうもこうも無いでしょう。本当に旧世界の遺跡であれば封印しなければなりません。我々警察機構は何も治安維持のためだけにあるのではないのです、旧世界の技術や危険なギアを封印するのも・・・いえ、そちらのほうこそ元聖騎士団である我々が率先して行なわねばならない事ではないでしょうか」

部下「はっ!承知しております!」

カイ「ならば急ぎましょう。旧世界の科学技術だけでも問題ですが、もし万が一ギアが関わるようなら、一刻の猶予もありません」

部下「まさか・・・いやしかし・・・」

カイ「私が現場に出向いて調査します。飛空挺はすぐに飛ばせますか?」

部下「15分ほどあれば出発できます」

カイ「10分で用意して下さい」

部下「ははっ!」

カイ「・・・この前のブラッカード社の後始末も終ってないというのに・・・次から次へと・・・。今度は被害者など出さないようにしなければ」


~旧世界遺跡館~

呼び子「東西きっての新名所!旧世界が残した奇跡の数々が今!目の前に蘇る!信じられないとはまさにlこの事!驚きと発見の遺跡館!見ないと損だよ~!嬢ちゃん坊ちゃん兄さん姉さんダンナさんに奥さんも!みんな揃っておいでませー!旧世界の遺跡が見れる遺跡館!入り口はコチラ~!」

ジョニー「ふ~ん・・・結構街から近いのね」

メイ「ん~結構空いてるのねジョニー」

ジョニー「・・・あからさまに怪しいってなカーンジ」

メイ「くふっ!くふふふっ!(ジョニーとデート・・・デートデート!暗闇で2人っきりになれば・・・メイ・・・俺はお前をってカーンジ。ジョニー・・・ボクも!なんちゃってなんちゃってーきゃぁー!あはははー!)

ジョニー「ホラ・・・レディーファーストだ」

メイ「うん!」

呼び子「はい、2名様ご案内ー!」


ジョニー「なんなのよコリャ?」

メイ「がらーんとしてるねぇ。ほらベッドも縦に並んでるし。人間用の倉庫みたい」

ジョニー「正に人用の倉庫だな。壁もドアも分厚いし・・・なにより窓が無い」

メイ「う~・・・なんか息苦しいね」

ジョニー「んー・・・コイツァ小売屋のオヤジに担がれたか?」

メイ「あっジョニー見て!変なキカイキカイ!」

ジョニー「フム。飛空挺の発動機に似たカンジだ」

メイ「これで昔の人は何したんだろうね?」

ジョニー「さすがの俺様もそこまではな・・・」

メイ「こーんなトコロに人がいっぱい入ってナニするつもりだったんだろう?」

ジョニー「こんなもんが旧世界の遺跡かよ」

メイ「全然ろまんちっくじゃなーい!」

ジョニー「あり?お前さん、なに期待してたの?」

メイ「う!?にぇ、にぇなにょえ~・・・ぁはははー・・・」

ジョニー「・・・ん?これは・・・」

館主「いや、だから違うんですってば!」

ジョニー「ん~?」
ジョニーメイカイ
カイ「それなら我々に見せて頂いても問題ありませんよね」

館主「いや、困ったな~。警察機構さんに逆らうような事はありませんけどね~」

部下A「ならば素直に立ち入り操作に応じなさい!」

部下B「貴様!旧世界の遺跡が一般人の取り扱いが禁止されてるのを知らないわけじゃないだろう!」

館主「し、知ってますとも!ですからこの遺跡館は-」

ジョニー「ニセモノで金儲けしてる。・・・ってわけかい?」

館主「あ、お、お客さん・・・」

メイ「ひっどーいボクたちをダマしたのー!?」

館主「めめめ、滅相も・・・」

カイ(ん?この声・・・この顔!)

ジョニー「ん?・・・・・・」

部下B「それじゃあこの遺跡がホンモノだと認めるんだな?」


館主「いや、ダンナぁ~違うんですってば~」

メイ「やっぱり騙しだったのねー!」

ジョニー「メーイ。関わり合いになるな」

メイ「なーんでージョニー?」

ジョニー「邪魔したな~隊長さん」

カイ「お待ちなさい。・・・ジョニーズファミリー。ジェリーフィッシュ空賊団
の方ですね?」

メイ「空賊じゃなくてゆ!快な快賊~!」

ジョニー「メイ・・・」

カイ「ブラッカード社の時はお世話になりましたね。貴方たちの飛空挺のおかげで村人達のほとんどが避難できました」

ジョニー「礼には及ばねぇ。報酬はきっちり頂いたさ。アンタんトコのーなんつったっけ、ほら。執事のベルナルドさんからな」

部下A,B「隊長!」

カイ「皆は下がっていて下さい」

館主「こ、こんなとこでやめてくださいよ~」

ジョニー「ヘイヘイヘイヘイ。ビジネスで恩を売ったツモリはないが・・・それはそれってのが、アンタのやり方なのか?」

メイ「ジョニーになんかしたらボクが許さないんだから!」

カイ「私も・・・とても不本意に思いますよ。しかし・・・」

警察機構のカイ・キスクはジェリーフィッシュ快賊団のジョニーとメイに出会ってしまった。
場所は計らずも旧世界の遺跡の中。恩があるとは言え、相手は快賊団団長。
カイとジョニーは刃を交えるのか。運命は彼等に抗えない選択を要求する。
審判は委ねられない-


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